一般社団法人日本セーフコミュニティ推進機構(JISC)
学会等における報告

JISCセーフスクール認証センター認証記念シンポジウム 【認証式】

代表理事の白石陽子  去る2011年12月17日、大阪OMMビルにある大阪介護支援専門員協会のセミナー会場にて、一般社団法人日本セーフコミュニティ推進機構(JISC)が主催しましたインターナショナル・セーフスクール(ISS)認証記念シンポジウムが行われました。
年末のあわただしい中、全国からJISCが支援している自治体職員はじめ教育関係者が参加されました。
記念シンポジウムに先立ち、このたび一般社団法人日本セーフコミュニティ推進機構が日本で最初に認証されました認証センターとして認証式が行われました。
認証式では代表理事の白石陽子の開会あいさつに続き、アメリカから招いたマックス・ボスキュラー氏による「世界のセーフスクールの動向や日本での展開」の基調講演をいただいた後、認証式を行い、当機構の白石とマックス・ボスキュラー氏の間で調印式が行われました。
来賓としてお祝いに駆けつけていただいた、台湾のパイ・ルー先生やリー・ミンシン先生、中国上海からワン・シュウメイ先生らから、立派なお祝いの品を頂戴しました。
来賓者

JISCセーフスクール認証センター認証記念シンポジウム 【基調講演】

マックス・ボスキュラー氏認証式に引き続き、海外からの招へい者の基調講演が行われました。最初はISSの第一人者でChairmanであるマックス・ボスキュラー氏が「JAPAN’S  SAFESCOOL DEVELOPMENT AND FUTURE DIRECTIONS」と題して講演をされました。
次いで韓国認証センターのパク・ナムス―博士が「International Safe School Movement in Korea」と題した講演をされました。
最後に台湾認証センターのパイ・ルー博士が「台湾におけるセーフスクールの展開」と題した講演で締めくくられました。
時間が限られたなかでの話でしたが、いずれもその国の実情に沿った、内容のある講演で参加者からも好評でした。
逐語通訳という条件で十分な時間がありませんでしたが、各先生ともコンパクトにわかりやすく、各国の取り組みをご紹介いただきました。
基調講演

JISCセーフスクール認証センター認証記念シンポジウム 【国内事例報告】

シンポジウムの後半は国内でISSの認証を受けた2小学校の事例紹介が行われました。
最初は日本で初めて認証を受けた大阪教育大学附属池田小学校の「ISS認証までの道のり」を同校教諭の井上伸一先生にご講演をいただきました。
附属池田小学校は過去の悲惨な事件を契機にISSに取り組み、その結果として成果がいかに上がっているか具体的な事例や数値を示しながら、わかりやすく説明をいただき、参加者からは大変好評をいただきました。
続いて、市立で初めて認証を受けた厚木市立清水小学校の藍原万里子校長と伊藤知恵子教諭のお二人から、附属池田小学校同様に認証までの道のりについて、市立小学校ならではの生徒の取り組みを紹介していただきました。2校の取り組みにそれぞれ特徴があり、いずれのお話も、参加者にとってはわかりやすく、内容のある話でしたという感想も多く聞かれました。
参加者の中には、大学関係者、高校関係者、日本で3番目を目指している小学校関係者や教育員会など、教育関係者もおられたので、それぞれの立場で理解されたようです。
このようにISSの対象は小学校のみではなく、中学校や高校、大学まで視野に入れた活動です。
セーフスクール国内事例報告

JISCセーフスクール認証センター認証記念シンポジウム 【パネルディスカッション】

記念撮影国内事例の講演の後はアジア各国のISS認証センター関係者によるパネルディスカッションを行いました。
パネラーとして基調講演の3人に加えて、韓国からチョウ・ジユンピル博士、中国からワン・シュウメイ博士、台湾からリー・ミンシン博士が壇上に上がり、そうそうたるメンバーでした。
基調講演のお話を題材に会場からいただいた質問を中心に、ISS導入の方法や警察の関与の度合い、高校や大学へのアプローチ方法など、質問は広範囲に及びましたが、パネラーの先生方が自国の例などを示しながら、丁寧に質問の回答いただきました。
時間があればいくらでも話が尽きないくらい、マイクの取り合いでした。 パネルディスカッション

JISCセーフスクール認証センター認証記念シンポジウム 【ISS会議】

ISS会議  シンポジウムの翌日18日は、まだ引っ越し前のJISCの新オフイスにて午前中から15時まで帰りの飛行機の時間を気にしながら目いっぱいの時間を使ってISS認証センター会議を行いました。
昨日の疲れの残る中、各メンバーとも和気あいあいな雰囲気の中でも、時には口角泡を飛ばすような熱い議論が交わされました。
お互いが忙しく、なかなか顔を合わせて多くの事項を協議する場が少なく、今回の会議では主にISSの認証のプロセスについて、認証そのものについて、認証後についてなど大きく3つの事が協議され、多くの取り決めを確認するとともに情報共有が図られました。
この会議の内容は、マックスを通じてスウェーデンのスヴァンストローム先生にも報告されます。 パネルディスカッション

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