一般社団法人日本セーフコミュニティ推進機構(JISC)
セーフコミュニティの取り組み

「セーフ コミュニティ」認証までのプロセス

首長による意思表明を行います
公式にセーフコミュニティ(セーフスクール)活動を開始することを宣言します。
【必須】
事前にSC支援センター(JISC)が市長及びご担当者と面談し、セーフコミュニティの概念および取組のプロセスについてご説明させていただきます。
認証センターに書簡を提出します
SC認証に向けて、SCの7指標に基づいた活動を行うことを記した手紙および自治体の紹介文を、SC支援センターに提出してください。
SC支援センターが認証センターおよびWHO地域の安全向上のための協働センター(WHOSCCC)に提出します。
これにより正式にSC活動を開始したとみなされ、SC認証待機リストに掲載されます。
SC活動の展開(2年以上)
基本的に、首長が意思表明の書簡を提出してから最低2年間の実績が必要となります。
その間、必要となるのは、「組織づくり」「地域安全診断」「プログラムの企画・実施」「取り組みの評価」「国内外との情報交換」です。
これらは、すべて「セーフコミュニティ」の7指標(セーフスクールの7指標)をもとに推進します。

※申請審査の前年度(少なくとも6カ月前まで)に「事前指導」をされることをお勧めします。(ここで、取組みの方向性な内容を海外の審査資格保有者に本番前に確認いただきます。また、この時点までの「振返り」と本番の「リハーサル」にもなります。)
申請書の提出
7つの指標にもとづいた申請書を提出します。電子版と紙媒体(5冊)をSC支援センターに提出します。SC支援センターが内容を確認後、認証センターとWHOSCCCに渡します。
もし、内容から申請のレベルに到達していないと判断された場合は、再度修正をお願いする場合があります。
認証センターで受理された申請書は、ピアレビュアーと呼ばれる他国のSCコーディネータによって審査されます。
現地審査(2日以上)
認証センター、SCコーディネータとともに現地審査の日程を調整します。
審査員は、コーディネータ(2人程度)が中心となって行います。まず、審査員に対して、申請書の内容に基づいて口頭による報告を行います。その後、実際に地域の活動を視察します。
現地審査の流れは、(1)口頭報告 → (2)現地視察 → (3)審査員による講評となります。
総合審査
審査員は、申請書による書類審査と現地審査をもとに、認証の可否を審議します。
認証式
認証が内定したら、認証式の調整を行います。
認証式では、認証センターやWHOSCCCなどの代表者、市長、その他関係者との間で「同意書」を交わすとともに、SC旗、プレート、ピンバッジ等が授与されます。
再認証に向け、さらなる活動の推進
認証は、5年ごとに再認証の手続きが必要です。
再認証申請までの間は、年間活動報告書をSC支援センターに提出します。

SC認証審査にかかる費用

2015年11月のSC認証センター理事会会議での暫定的な協議結果であり、今後、変更・修正する可能性があります。

認証 登録料等 審査員(正) 審査員(副) 合計
1回目 770 現地審査
あり
2000** 300*
3070+旅費(エコノミー) +宿泊費
2回目
(5年後)
420 現地審査
なしの場合
1000* 300*
1720
現地審査
あり
2000** 300*
2720 +旅費(エコノミー) +宿泊費
3回目
(10年後)
420 現地審査
あり
2000** 300*
2720 +旅費(エコノミー) +宿泊費
注1)単位はユーロであるため為替によって支払金額(円)は変わります。
注2)偶数回の認証申請については、審査員が書類審査の結果を受けて現地審査が必要か否かを決定します。