一般社団法人日本セーフコミュニティ推進機構(JISC)
視察・トラベリングセミナー

スウェーデン SCトラベリングセミナー 見聞録2

視察初日は我々の泊まっているホテルから徒歩15分ほどのところにある、街の「暮らしの博物館」から始まった。ここで別のホテルに泊まっている韓国からのツアーメンバー8人と合流した。我々のホテルからは我々2名、中国2名、香港1名、UAE1名とモアさんの7名である。
この「博物館」はこの地域の昔の暮らしの道具や家具などを展示してある。ボランティアの女性館長は元学校の先生である。
暮らしの博物館 
教会 
地域の歴史や暮らしなど一連の説明を受けた後は、古い街並みであるガムラスタンを案内してもらう。(ストックホルムのガムラスタンが有名であるが、ガムラスタンは古い街という一般名称である) ヴェーネルン湖の港町として古くから発展した面影を残す歴史的な街並みと教会(写真)や古い民家などを巡った。今でも人が住んでいるということらしいがこの一帯はそこそこ高級住宅らしい。
ガムラスタン 

スウェーデン SCトラベリングセミナー 見聞録3

湖上ボートツアー スカーラボリ県のマリエスタード市の様子から。
ヨーロッパで3番目に大きいヴェーネルン湖のほとりにある人口24,000人の歴史の街である。SCには1999年に48番目として認証を受けている。
スウェーデンでは街中の交差点の信号は歩行者用、自転車用の専用ボタンがあり、これを押すと信号が変わるようになっている。ボタンを押すと横断をせかすようにカタカタカタと音がする。青信号の時間はかなり短い。
街中の道路には自動車の減速を促すハンプが多く設置されている。
交通安全

スウェーデン SCトラベリングセミナー 見聞録4

市庁舎 午前中にマリエスタッドの街並みを案内してもらった後、午後からは市庁舎でSCの取り組みを学ぶ。市庁舎前には国旗、市旗とともにSCの認証旗がなびく。
セミナーの前に遅めの昼食ということになった。庁舎内の食堂でご馳走になる。ジャガイモが美味しそう。人口24,000人の市庁舎であるが綺麗な造りである。
庁舎内の食堂・会議 その後、取り組みの説明を受ける会場の様子。デザイン王国のスウェーデンらしく会場もなんとなくおしゃれ。後でも出てくるが他の市庁舎も日本の役所とは随分雰囲気が違う。

スウェーデン SCトラベリングセミナー 見聞録5

各自治体の担当者  マリエスタッド市庁舎でのセミナーはまずこれから訪問する各自治体の担当者の紹介から始まった。
その後はSCの取り組みの歴史の講義を当初のメンバーである先生から説明を受けた。
リードショッピング、ファルショッピングとも成果が上がっていることを示している。
高齢者の大腿骨頚部骨折についても費用の軽減がはかれていることを説明している。
SCの取り組みの歴史の講義 高齢者の大腿骨頚部骨折について コーヒーブレイク(昼食を食べて間もないのに果物が出る。皆さんそのまま丸かぶり)を挟んで後半は四季を通じた湖上の安全について説明を受ける。
湖上の安全では多くのグループが関わっている。なかでも凍った湖面をスケーティングで走破する長距離ツアーはこの地域ならではの取り組みである。
説明している担当者が熱く語る。「氷がうすく湖面に落ちたときにはこのピックを氷上に突き刺して水没を防ぐ」と。また、「着替えも水にぬれないようにリュックに仕掛けが施してある」と。そこまでして氷上ツアーをする?という率直な感想を抱く。
湖上の安全について 湖上の安全について
ヴェーネルン湖の湖上ツアーこの講義を受けた後は、コーヒとパンを積み込み約2時間のヴェーネルン湖の湖上ツアーに向かう。
着いたところはGOTA運河のスタート地である。
この運河は隣のヴェッテルン湖まで繋がって、さらにバルト海まで続く。かなりの標高差があるが100近くのドックで水位を調整しながら船が行き来する。
TVなどでもよく放映されている有名な運河である。
その運河沿いのレストランで会食をする。いつもながらのバイキング方式でジャガイモは定番である。昼食後は食べてばかりである。
GOTA運河のスタート地

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